ICLは先に検査が必要― 適応を確認して安心して選ぶために ―

ICLは、条件が合えば多くの人にとって快適な治療だと言われています。
一方で、自由診療であることや費用の高さから、本当に自分は受けていいのか、
安全なのか、と迷う方も多いのではないでしょうか。

ICLは、希望すれば誰でも受けられる治療ではありません。
先に検査を受け、医学的に「適応があるかどうか」を確認することが前提になります。

この記事では、ICLを考え始めたときにまず知っておきたい
術前検査と適応判断の考え方について、
実際の家族の体験と今後を交えながら整理していきます。

ICLを検討している方が、安心して次の一歩を考えるための材料になれば嬉しいです。

目次

ICLを考えているなら

カウンセリングを受け、検査を受ける

ICLに興味を持つと、メリットやデメリットに目が向きがちですが、最初に知っておきたい大切な前提があります。
手術を検討する前に、詳しい検査を行い、医学的に「適応があるかどうか」を
確認する必要があります。

ICLは、事前検査がとても大切です。

だからこそ、専門のクリニックで検査を受けるのね。

希望しても全員が適応になるわけではなく、
一定数は慎重判断、もしくは適応外となるケースがあります。

そもそも施術できない可能性もあるので今後の選択肢を決めるためにも最初の一歩が事前検査ですね。

また懸念等あるようでしたら、カウンセリングでしっかりと意見を聞いてください

事前検査は有料の場合もありますが、適応があり、そのまま同じクリニックで施術を受ける場合、
検査費用が実質的にかからないケースもあります。このあたりは、事前に確認しておくと安心です。

概算を知ろう

カウンセリングを受けると、概ねの費用がわかります。
私の長男は、近視のみでしたが両眼施術で77万(術前検査5万+手術代72万)でした。
※2023年4月施術。自由診療であるため、価格は施設により異なります

正直、簡単に決断できる金額ではないです。
ただ長男言わく、今使っている1dayコンタクトレンズの費用を考えると、8.6年で同じくらいの金額。
そのまま使い続けられるのであれば、そこまで高くないと。

私は、最初は否定的であったためこの考えは出てきませんでした。

ICLの価格は、レンズ代そのものよりも検査内容や術後フォロー、施設の体制によって差が出ます。
一見高く見えても、必要な検査や診察が含まれているケースもあるため、手術代一式がどこまで含めているかの確認は必要です。

確定申告すれば、一部の費用が還元されます。

事前検査は、どこで受けるかも大切

クリニックの選び方


保険診療の場合、制度上の基準があるため一定の標準化はされています。
ICLは自由診療のため、価格や体制、考え方に施設ごとの差があるのでは?そう推測したため
どんな医療機関で、どんな体制で診てもらうのかを意識する必要があると感じました。

検査や術後フォローを含め、保険診療も行っている眼科かどうかは、
施設選びのひとつの目安になるかと考え、長男にはアドバイスしました。

何を重視するかは人それぞれですが、どこで受けるかは
考えておくべき重要なポイントだと思います。

検査で何を見るか

検査の目的は、ICLを安全に入れられる目の状態かどうかを総合的に判断することです。

一般的に確認されるのは、次のような項目です。

  • 角膜の状態(厚み・形状)
  • 眼の奥行き(前房深度)
  • 眼圧
  • 網膜や眼底の状態
  • 近視・乱視の度数と安定性

これらは、ICLが物理的に入るか、将来的なリスクが高くならないかを見極めるための重要な検査です。

検査の結果によっては、適応外になることも

目の状態によっては、安全面を考慮して「適応外」と判断されることもあります。
適応外と判断されることは、「危険だからやめる」という意味ではなく、
その人の目にとって、今は別の選択肢の方が安全と考えられた結果です。

例えば、
・角膜や眼の奥行きが十分でない場合
・眼圧や眼底にリスクがある場合
・近視の度数がまだ安定していない場合

こうした点が見つかった場合、
「今は見送った方がよい」という判断になることもあります。
施術が決まらなくても今後の選択肢を整理するための工程になります

実は、次男からもICLについて相談を受けました。
生まれた背景や視機能の特徴もあり、長男と同じ判断になるとは限らないと推測しています。現時点では医師相談やカウンセリングは受けておらず、情報収集をしている段階です。

施術できなかったとしても、確認作業も立派な選択肢ですよ。今後の医療の進歩にも期待したい。

また長女も長男と同じ看護師ですが、長女はICLは考えないと言っています。同じ家族で、同じ背景であっても、「選択する・しない」が分かれるのは興味深いところです。

私自身、最初から家族のICLに前向きだったわけではありません。
ただ、快適に過ごしている長男を見ていると、ICLをやってよかったと感じています。
将来的なリスクがまったくないとは言えませんが、「今をより快適に生きる」という意味では、長男の選択は正解だったと思います。

この記事は、我が家の一例ではありますが、それぞれの目の状態や価値観が違えば、選択も変わってきます。
だからこそ、ICLを検討する際には、自分の目に合っているかどうかを、事前の検査とカウンセリングで確認することが何より大切だと感じました。
検査と相談を丁寧に行ってくれる施設を選ぶことも、重要なポイントです。
この記事が、その最初の一歩を踏み出すきっかけになれば嬉しいです。

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この記事を書いた人

50代からのリトライとして、自分の価値観を探しながら暮らしや働き方を見直している医療従事者です。

医療現場や予防医療、学術研究など、さまざまな角度から健康に携わってきました。一方で、長年家庭を支えてきた専業主婦としての視点も大切にしています。

医療の現場にいるからこそ気づく健康のヒントや、50代からの再チャレンジ、そして日々の暮らしの出来事。実体験をもとに、同じ悩みを持つ方の解決の糸口や、何かのヒントになる情報をシェアしていきます。

人生100年時代。まだまだアップデートは必要です。

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