放射線治療で髪の毛は抜けるの?それとも抜けないの?私が受けているのはPRRT(内照射)という治療。放射性物質を含んだ薬剤を点滴で体内に入れ、がん細胞に直接照射する比較的新しい治療法です。一般的に抗がん剤のような脱毛は起きにくいとされていて、医師からも「確率は低い」と言われていました。それでも、実際に洗髪時に手に絡まる抜け毛を手に取る不安は経験した人にしか分かりません。
がん相談支援センターで看護師さんに相談し、抗がん剤投与に関する方の脱毛や頭皮ケアの話を聞いてみました。フルウィッグ。大きく分けてこの2択です。私の治療はまだこれからの照射の方が多いので、今の段階では決めることができませんでした。リーフレットにはウィッグやヘアケアに関しての商品があったが、ここには載っていないが部分的なウィッグも商品としてはあるとのお話。一度、商品を見てみたい、それがウィッグ店を訪問し始めたきっかけです。
医療用ウィッグは驚くほど種類があり、お値段もピンキリ。必要になった時のために、種類や価格などをある程度把握しておくことは、安心へと繋がります。通販サイトでも購入できるものもあり、その商品を選ぶことも選択肢の一つに上がります。
医療用ウィッグは、あまり情報ない気がするので、私と同じ状況の方や今後治療が開始される方へ、少しでもヒントになれば嬉しいです。
1回目の投与後、予想以上に抜けた事実
投与からちょうど2週間目。入浴後の掃除。いつもより抜け毛が多い?
排水管にたまっていた抜け毛を摘み、ちょっとした副作用で抜けてきたかな?
副作用の説明でも聞いていたしなあ。
この日は気にならず、抜け落ちた髪を摘んで軽くそう思っただけでした。
その翌日から恐ろしい事態が。
髪をシャンプーで洗う時、濯ぐ時、髪の束がいつまで手にまとわりつくの?
まとわりついた抜け毛をシャワーで流し続けました。
恐る恐る、入浴後の排水管をみてみると、排水管の底が見えない。
海苔がべっとりとついているように
抜けた毛が排水管に溜まっていました。
抗がん剤のよに全て抜けてしまうことはないし、抜けても一時的。
事前にその情報はもらっていましたがかなりショックでした。
この状態が約10日。概ねいつもの量に戻るまで、1回目の投与後は2週間かかりました。
今後の照射で、これがまだ続くのか。なんとも言えない寂しい気分で落ち込みました。
そもそも「抜け毛」と「脱毛」は違います。脱毛はごっそり抜ける、いわゆる抗がん剤でよく知られる症状。でも私が経験したのは、それとは少し違う。毎日少しずつ、でも確実に減っていく感覚です。

万が一に備えて、ウィッグ店舗へ
この状況でカラーケアはやって良いのか?頭頂部のいわゆるプリンちゃんが大きくなるにつれ、外出も控えるようになってしまいました。久々に知人に会うと、外出ってやっぱり楽しい。楽しむためには身なりも大事だなと、改めて思いました。それがきっかけでウィッグを準備してみてはと思い、何件か店舗を回りました。
万が一の時のために準備をしておこうと店舗を何点か訪問しました。医療用ウィッグも種類の多さにびっくり。さらに金額は、腰が抜けるほど高価なものもありました。詳しいことは、後々の記事に記しますが、今治療が始まったばかりの私は、この時点でどれを購入すべきかの判断は見送り、ある程度の目星を付けておくことに留めました。
自己責任で毛染め
頭皮トラブルは落ち着いたもの、美容院に行くタイミングを逃したため、全体的に髪は伸びました。いっそのこと治療が落ち着くまで美容院へ行くのはやめようか、そうも考えました。ただ白髪も徐々に目立ち始め、ファンデーション状とペンシル状の毛染めを駆使してケアしていたがそろそろ限界。何件か医療用ウィッグの店舗を訪れましたが、この時もやはり見た目が気になり、おどおど。職場では人との接点が多い種であるため、仕事のパフォーマンスは下がり、プライベートでは外出はしなくなった。
どうにかしないと。でも、毛染めって、きっと頭皮には良くないよね?自問自答を数日繰り返していた。
いつもの美容院に電話し、治療のことを説明。意外にも癌患者さんのお客さんはいらっしゃっていて、抗がん剤治療をしているお客さんもいるとの事。私はかかりつけの美容院で長年ヘッドスパをお願いしていて、担当者も決まっていました。毎回頭皮の状態は毎回見てもらっていて、いつもと変わらないとの事。その一言で、染める事を決めました。
担当医師、看護師さんには相談してません。トラブルがあった事実を告られた患者(私)に、医師や相談役の看護師の立場からでは、染めても良いです、とは言えないことはわかっているので、あえて聞かず行動に移しました。
仕事は工夫すれば今のまま続けれるし、外出もできる。見た目が気になってできないのは勿体無い。
この毛染めは、今を生きるための行動です。
まとめ
治療中の「見た目問題」は、意外と重要と痛切に感じました。
今後、私が実際に店舗を回って確認したことや試したこと、ショップの方からのアドバイスや
ピアサポーターさんから聞いた意見なども取りまとめて記事にしていきます。
私が罹患している希少がんの方だけでなく、同じ状況の方が、少しでも「事前に知っていてよかった」と少しでも安心材料ができるように、情報発信していきたいです。

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