治験コーディネーター(CRC)という仕事に興味はあるけれど、「実際の魅力はどこにあるの?」と
気になっている方も多いのではないでしょうか。
CRCは、治験を円滑に進めるために医師・患者・企業をつなぐ役割を担う仕事です。
医療職からの転職先としても人気があり、やりがいや専門性の高い仕事として注目されています。
私自身、医療の現場で現在もCRCとして業務に携わっています。離職率が高い職種とも言われていますが
経験を積むほどに「CRCに転職してよかった」と感じる場面が増えてきました。
前回の記事ではCRCの大変な現実についてお話ししましたが、今回はCRCという職種の魅力を中心に
お話ししていきます。CRCへの転職を考えている方や興味を持っている方にとって、
何かしらのヒントやメッセージになれば嬉しいです。
医療資格を、新しい形で社会に還元できる喜び
臨床とは異なる形で患者さんに関われる
CRCには医療資格が必須ではありませんが、看護師・検査技師などコメディカルから転職の方が多い

直接的な治療行為ではなくても、新しい治療につながるサポートができるという点で、医療資格を別の形で社会に還元できる仕事だと感じています。
これまでの経験が無駄にならない
患者さんへの説明や不安への配慮、医師とのコミュニケーションなど、これまでの経験が
そのまま活きる場面が多くあります。
現場を離れた=ゼロからやり直し、ではなく、積み上げてきたものを活かせることは
大きな魅力の一つです。



私の年代ですと、寿退社が当たり前の時代。長らく現場を離れ、戻ることはない(戻れない)と思っていましたが、こうやって新たな職種と出会えたのは奇跡的
医療知識をアップデートし続けられる環境
学び続けたい人には最適な仕事
常に新しい知識に触れることで、学び続ける環境を自身で構築していける。



覚えることが多い大変さはあります。その分、自分の知識や視野が広がっていく実感があります。この年齢でも学び続けられる環境がある事はありがたいですし、やりがいでもあります。
新しい治療や医薬品にいち早く触れられる
医療は日々進歩していますが、CRCとして働くことで、開発中の新薬や新しい治療にも触れる機会が多くあります。
新薬が誕生する瞬間に立ち会えるスケールの大きなやりがい
未来の医療に関わっている実感
治験は、新しい治療を世の中に届けるために必要なプロセスで、CRCはその一端を担う存在。
医師・患者さん・製薬企業の間に立ち、治験を円滑に進める役割となります。



自分が関わった治験が、将来の標準治療につながる可能性があるこに
大きな意義を感じます。参加していただいた患者さんに承認された事を伝えれる喜びは感慨深いものがあります。改めて患者さんには感謝の気持ちを伝えます。
標準治療がない患者さんへ次の一手を届ける誇り
治療の選択肢があることが、どれほど患者さんの希望になるか。自分が悪性腫瘍に罹患したことで
その橋渡しをする責任と喜びは、以前の何倍も強く感じるようになりました。
できるだけ早く患者さんのお手元に医薬品を届けられるよう力にお役に立てればと思います。


医療現場とは違う調整役としての達成感
プロジェクトを動かす達成感
治験は多くの関係者と連携しながら進めていきます。
その調整を担うCRCは、まさにプロジェクトの中心です。



一つの試験をやり遂げたときの達成感は、他の職種ではなかなか味わえないもの。
自分で仕事をコントロールできる
CRCの業務はルーティンだけではなく、スケジュール管理や調整業務が中心です。
グループ内の調整は必要ですが、女性が多く活躍する職種であるため
女性特有の休暇取得などの理解も得られやすい。
医療機関内外の多職種と関わりながら視野が広がる
CRCは、医師やコメディカルだけでなく製薬企業担当者(モニターさん)など多くの人と関わります。それぞれの立場を理解しながら調整していくことで、自然と視野が広がっていきます。
【まとめ】CRCを選んでよかった理由



自分の可能性を広げる最後のチャンスと思い40代半ばで未経験で治験業界に飛び込みました。このタイミングでの転職が私のライフスタイルに合っていました。簡単では無いですが、この年代でも十分活躍できます。
CRCという仕事は、決して楽な仕事ではありません。業務量の多さに戸惑うこともあります。
それでも、患者さんや医療に関わる中で、「この仕事を選んでよかった」と感じる瞬間が確かにあります。
医療従事者とは違う形で関わりながらも、新しい治療を支え、患者さんにとっての選択肢を広げていく。
CRCは、そんな役割を担う仕事です。
興味がある方は、仕事内容や現実も知った上で、自分に合う働き方かをぜひ考えてみてください。
これからCRCを目指す方にとって、この記事が一つのヒントになれば嬉しいです。



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